U先生の【保育あれこれ宝箱】

公立・民間合わせて保育20年、これまでの経験や知識を、できるだけ多くの人に届けたい!

【子育て・保育】保育士の職責 保育士の最大の仕事 背中で語る

子どもは私たちと同じ「人」

 

子どもは、

立派な1人の人間であり、

人権も保障されるべき、

尊い命ある存在です。

 

 

それでいて、

この世に生を受け、

まだほんの数年しか経っていない、

未熟な存在です。

 

 

私たち大人は、

子どもの成長を見守り、

さらなる成長を促し、

同時に、社会全体で守り、育てていかなければなりません。

 

 

自分の子どもであっても、

親が何をしてもいいわけではありません。

 

 

本人の意思を尊重し、

できる選択はさせる。

 

「親ガチャ」なんていう言葉もありますが、

子どもが親を選べないのは事実。

親も子どもを選べませんが、

子どもをもうけるかどうかの選択はしたはず。

 

それならば、

覚悟を決めて、

子育てに勤しみましょう。

 

でも、

困ったときは、

誰かの助けを借りましょう。

 

身近な保育士さんは、

必ず助けてくれます。

 

 

子育ては誰がするのか

 

子どもは親だけが育てるのではありません。

親を中心として、

保育園、学校、関係施設、

親きょうだい、親戚、友人…。

 

コミュニティの子育て力不足が、

指摘されて久しいです。

 

現代日本は、

歴史上、未だかつてないほど、

子育て中の親が孤立しています。

 

 

改善はされているものの、

まだまだ、

難しさをかかえた親もたくさんいます。

難しさをかかえた子どももたくさんいます。

 

その両者に寄り添い、

子育てのプロとして、

助言や支援を行うのも保育士の重要な役割です。

 

 

 

保育士に求められる職責

 

 

保育士は、

人間の基盤を作る大切な時期に関わる、

重要な役割を担っています。

 

必要に応じて、

発達の段階を見極め、

適切な助言で、

療育へつなげていくことも、

保育士が適任だと思われます。

 

 

 

賃金が低いと言われながらも、

保育士を目指す人が後を絶たないのは、

それだけやりがいのある、

重要な責務のある職業だと認識されている証左であると言えましょう。

 

 

今、

保育の現場におられる保育士のみなさん。

しんどいこと、

嫌なこと、

納得いかないこと、

さまざまなマイナス面を受け止めながら、

日々業務に当たっていることでしょう。

 

しかし、

子どもの成長を感じたとき、

子どもが笑顔になった時、

自分の思い通りに保育ができた時、

子どもや保護者に感謝された時などなど。

 

保育士でしか味わえない、

大いなるよろこびもまた、

日々感じておられることでしょう。

 

 

子どもたちにも伝えたいと同時に、

保育士の皆さんにも伝えたい。

 

前向きな気持ちで、

一歩一歩、

歩んでいけば、

あなただけの道ができます。

その道は、あなたの人生そのもの。

 

その道がたとえ険しくとも、

歩んできたのは事実。

あなただからこそ、できたのです。

 

ここまでこれたことを自信にして、

これからも、

考えながら、

悩みながら、

迷いながら、

一歩一歩、歩んでいってください。

 

あなただけの、道をつくりあげてください。

 

振り返った時に、

自分を褒めてやれるような、

素晴らしい道を歩んでください。

 

そして子どもたちに、

その道をぜひ見せてやってください。

 

前を向いて、

笑顔で、

人生を謳歌する姿を見せてやってください。

 

それこそが、

保育士のできる最強の子育てだと思います。

 

 

子どもに、誠実にあってください。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。