U先生の【保育あれこれ宝箱】

公立・民間合わせて保育20年、これまでの経験や知識を、できるだけ多くの人に届けたい!

【保育・運動会】運動会やる?運動会楽しい?運動会ってなんだろう?

運動会ってなんだろう?

 

先日、以前お世話になった保育園の運動会を見てきました。

 

とても楽しかったのですが、

ふと考えました。

 

「運動会って、なんなんだろう」

 

…根本的なことを考えてみました(笑)

 

 

 

 

運動会のねらいってこんなのがいいかなぁ〜って以前ブログに書かせてもらいました。

 

【保育・行事】運動会・発表会 行事のねらい 子どもが主体になっているか - U先生の【保育あれこれ宝箱】

 

 

 

運動会だけではないのですが、

やはり保育である以上、

子どもが主体であるべきです。

 

そして、何より、

子どもと親が楽しめる運動会にしてほしいです。

 

 

 

親が楽しいのはカンタンだと思います。

 

親はわが子しか見ていないので、

わが子が何をしていても楽しいです。

 

友達と、一緒に活動しているのを見て、カメラで追って、思い出に残せたら言うことなし。

 

なんならわが子が動いているだけでかわいいはずです。

走って踊ってジャンプして、ニコニコしているだけで、親は大満足、なはず(笑)

 

 

問題は子どもです。

 

その活動は子どもがしたい活動ですか?

 

競技、運動の内容、それは子どもが「したい!」と望んだことですか?

去年もしたし、今年も同じことをやる!と以前から決まっている活動ではないですか?

 

 

その練習は誰のための練習ですか?

 

親にいいところを見せるために、子どもが意欲的に参加している練習ですか?

それとも見栄えを気にして本番に間に合わせるための保育士の発信の練習ではないですか?

 

 

子どもは素直なので、

教えたら教えただけ、

いろいろなことを吸収して上手になります。

 

子どもによって能力の差はあれ、

時間をかけて練習すれば、

どんどん上達していきます。

 

長時間にわたる練習、

苦手な子どもは居残り練習、

保育士も準備に追われて、残業の山…。

 

 

それって、なんになるんでしょう。

誰が、幸せになるんでしょうか。

 

 

運動会をミタ

 

お世話になったところの運動会は、

決して一糸乱れぬ…とか、

タイミングが完璧で…とかでは、

お世辞にもありませんでした(笑)

 

 

でも、

本番の運動会で、

子どもがいいところを見てもらおうと、

一所懸命に今できることを出し切って、

それを保護者は温かい眼差しで応援して、

会場全体で拍手して子どもたちの姿を受け止める…。

その空気感はすごく感じました。

 

 

もう少し練習すれば、

もう少しここの見せ方を考えたら、

ここの段取りを良くすれば、

などなど反省はあるでしょうが、

それは保育士側の話。

 

 

子どもたちは全力で取り組みました。

 

これは一つの、

運動会のあるべき姿だと思っています。

 

 

 

 

いろいろな考え方があるのは承知しています。

 

でも、

個々の能力、家庭状況、ハード面の問題など、

さまざまな障壁を考えた場合、

見せていただいた運動会は、

一つの「解」だとおもいました。

 

 

正解でも不正解でもない、「解」。

 

 

僕はこれでいいと思います。

 

 

あとは、

よくやった子どもたちを十分に褒めて、

自信につなげ、

さらなる成長へ導いていく…。

 

 

 

運動会って…。

 

 

運動会やる?

行事って必要?

 

いろいろ議論あると思います。

でも、僕は、運動会、全然アリだと思います。

 

 

なぜなら、

非日常の運動会を経験することで、

グッと子どもの成長を後押しできるからです。

 

 

 

またいろいろなご意見があれば、

ぜひ聞かせてほしいと思います。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。