保育士を続けて20年・・・。
保育の現場ではいろいろなことを経験しました。
男性保育士が増えてきたとはいえ、まだまだ女性が多くの割合を占める職場であることには違いありません。
保育の現場において、女性と男性の割合はどの程度が理想的でしょうか。
女性:男性
10:1?
5:1?
1:1?
1:3?
エビデンスもなく、全くもって自分の経験から感じた数字なので聞き流していただいてもいいですが、個人的には、
女性:男性=6〜8:1
くらいがちょうどいいのではないかと思います。女性職員の割合の方が高く、園の中に複数男性職員がいる、くらいの目安です。
男女の性差における保育士への適性などを考え始めると、とても長くなってしまうでしょう。
イメージしてください。男性職員の方が女性職員よりも多い保育園を。
…僕の想像力では限界を感じました(笑)
現代の社会通念上、まだまだ女性の保育士が多い方が自然と保護者の方達の理解を得られ、受け入れられやすいのではないでしょうか。
これから100年後、どうなっているのかはわかりませんが…(笑)
同僚の保育士から言われた言葉
「あなたが一緒に働く初めての男性保育士です」とはっきり宣言される女性保育士もいました。
特に年配の方に言われることが多かったです。自分の性格上、特に気にもとめませんでしたが、相手の方は違和感しかなかったのでしょうね。
それでも、同じ保育士として、子どもを思う気持ちや保育士としての仕事ぶりを認めていただけるようになると、違和感もだんだんなくなっていったようです。
保護者に言われた言葉
「どうして娘の担任が男の先生なんですか?」って事務所に駆け込んだお母さんもいました。
2歳児で入園してきたこのお母さんの頭の中は、「どんな人が担任になるのだろう」で頭がいっぱいだったようで、まさかオトコ!?とまさに青天の霹靂だったようです。
幸い、園が丁寧に説明をし、僕もなるべく毎日コミュニケーションをとり、子どもと関わり…としていく中で、すっかり お母さんとも良好な関係を築いていけるようになりました。
かと思えば、担任もちあがりで2年目の3歳児の担任になった時、「娘のお股がちょっと赤いのであとで見といてもらえますか?」と預けていくお母さんもいました。
保護者の方からの連絡で、お子さんの身体の状態を把握しておくのは、担任として重要な仕事であると同時に、対象がプライベートゾーンということで、この時は、もしものことを考えて、女性の看護師さんに依頼して確認してもらいました。
いつだって男性保育士は少数派なので、どうやってうまく同僚の保育士さんと関係作りしていくか考えていました。
今ではそのコツのようなものをつかみかけている?ので、このお話は、またの機会に(笑)したいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。