子どもには、子どもの言い分
子どもと日々関わっていると、クルクル表情や感情が行き交い、大人はたじたじ…(笑)
それを尻目に泣いたり笑ったりする…子どもたちに、振り回されたり癒されたり、子育てって体力勝負です(笑)
泣く、笑う、怒る、かと思えばまた笑う…。
よく分からないままぐずったり、ふさぎこんだり、物に当たったり…。
どうしてそんなことをするのか、大人には理解し難いことも多々あります。
ただ、どれにも、子どもなりの言い分や理由があります。その行動の「ワケ」を子どもの立場に立って考えてみたいと思います。
私たち大人でも、急に不安に苛まれたり、ふとした時に心配事が湧き出してきたり、はたまた解決しなければならない問題を突きつけられたり…しますよね?
心にゆとりがなくなると、ちょっとしたことで涙が出たり、いつもは聞き流せる音でも「うるさい」と感じたり、ふとしたことでイライラしたり…。
理性の育ちが未熟な子どもはなおさらですよね。
なので、子どもが急に泣いたり、騒いだり、ぐずったり、怒り出した時には、その背景には何があるのか、子どもの立場に立って想像してみます。
- 嫌と言えない
- 身の危険を感じている
- 生理的な欲求が満たされていない
- やりたくないことを強要されている
- さみしい
- 見通しが持てない不安感
- どこか体調が悪い
などなど…
想像力を働かせます、ここに大人としての子育ての力量が試されていると奮起してください(笑)
生活全体を見渡して、うまくいっていない部分を見極め、原因が挙げられれば、それについて解決策を考えていきます。
嫌と言えない
→嫌という意思表示の仕方を伝える
身の危険を感じている
→安全なスペースを確保する
生理的な欲求が満たされていない
→足りていない養護の部分を手厚くする
やりたくないことを強要されている
→本人の意思確認を丁寧にする
さみしい
→安心できる環境を整える
見通しが持てない不安感
→簡単な見通しをもてる手立てを考える
どこか体調が悪い
→体調は悪くないかよく観察し調べる
自分のことを心配してくれる、見守ってくれる大人のことを子どもは鋭く察知します。
信頼のおける人に、子どもは自分の気持ちを、意思を伝えようと努力し始めるでしょう。
そんな感じでいい方向に事態が進みだすと心が軽くなって、大人が理解できない子どもの行動は少しずつ減っていくのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次も読んでいただけるのを心待ちにしております。