ハロウィンとは?
僕が子どもの頃は、
ハロウィンはありませんでした。
と言うと語弊があるかもしれません(笑)
正確に言うと、
今ほど市民権がなかったと思います。
仮装した記憶がないし、
お菓子をもらったこともないし、
自分が興味がなかっただけという可能性もありますが…。
ハロウィンとは一体何なのでしょう。
ネットで検索すれば、
ハロウィンについてたくさんヒットします。
なので、ここでのハロウィンの由来についての言及はやめておきます。
個人的には、
クリスマスほど宗教色が強くなく、
秋からクリスマスまでの、
つなぎのイベントとしての存在感が際立つような気がします。
カボチャの橙色、黒、紫などパンチのあるイメージカラー。
仮装をすることでコスプレとの相性もいい。
おばけ、お菓子、魔女、カボチャ、などのイメージしやすいコンセプト。
ハロウィンが盛り上がることで、いろいろな業種に経済的効果があることが想像できます。
うっすい分析ですが、
大人になってからハロウィンを認識したものにとっては、仮装して町を練り歩き乱痴気騒ぎをする…ちょっとピンときません(笑)
同じような感覚の人がいたら、ぜひお話をして次回のハロウィンには一緒に参加してみたいものです(笑)
保育の中のハロウィンの位置づけ
ハロウィンがこれだけ市民権を得てくると、
保育の中にもハロウィンを取り入れざるを得なくなってきます。
子どもの作品の中にも、
ハロウィンに関する表現が出てくるのも当然です。
若い保育士さんは、窓や壁面の装飾にハロウィンをすでに取り入れていることでしょう。
当然、
保育なので、ねらいが必要になります。
ハロウィンを取り入れることで、
何をねらうか、子どものどんな育ちを期待するか、そのためにはどのような配慮が必要か、考えなければなりません。
保育にハロウィンを取り入れること自体には、異論はありませんが、何をねらうか?などはきちんと説明できる答えを持っているのが理想です。
なんでハロウィンなの?
どうしておばけなの?ゾンビなの?
しっかり説明できれば問題ないので、しっかり自分の中で答えられるように準備しておく必要があります。
ハロウィンは保育に必要か?
ここからは私見になります。
個人的には、幼少のころ体験していなかったイベントであるハロウィンについては、あまり思い入れもないので(笑)やる必要はあるのかな?とも思います。
でも、実際には、
既存の園では、
かなりの確率でハロウィンに関する取り組みを取り入れている印象があります。
繰り返しになりますが、
明確なねらいがあり、
意図して取り入れているのであれば、
きちんとした保育の中の活動として認められることでしょう。
気をつけたいのが、
世間で流行していることを、
無条件に保育に取り入れるものではない、ということです。
テレビなどで流行っているものは、わざわざ保育園側が取り入れることで、それを暗に肯定することになります。
流行は、一過性のものが多く、保育に適しているのかそうではないものなのか、園側がそれを積極的に取り入れるのかどうなのか、時間に余裕がないまま判定しなければなりません。
「どこでもやってるし…」
「子どもが喜ぶから…」
「楽しいからいいのでは…」
この程度の認識では、
子育てのプロとして、
少しさみしい気がします。
時代の移り変わり、
流行り廃り、
あると思います。
それに敏感であることは、
とても素晴らしいだと思います。
子どもたちにとって、
適しているのか、
そうではないのか、
ある程度のコンセンサスは必要です。
ベテランはベテランなりの経験を、
若い人は若い人の感性を、
それぞれ擦り合わせて、
協力して園の運営をしていけるような、
風通しのいい保育現場が理想ですよね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。