幼い頃の記憶…。
小学生だった僕は、
自分のランドセルを背負うときに肩にかける2本のベルトを見て、
「しっかりしたベルトだな」
「こんなに太いベルト切れることはないな」
「本当に切れないのかな」
「まさか、こんなハサミでは切れないだろう」
と、家にあったふつうの家庭用のハサミで、
革製の太いベルトを切ってみました。
すると!
なんと!
普通のハサミでも、
意外とすんなりジョキジョキ切れちゃうんですよ、あんな立派なベルトでも!
でも、
よく考えたら、
コレ、切れたら大変だ、
元に戻せない、
どうしよう…。
両親にめちゃくちゃ怒られました。
今考えたら、当然です。
やる前に考えろって、言われますし、
自分の子がやったら、言います(笑)
結局、切れたベルトは、
父親が釣り糸で縫い付け、
無事に6年間使い続けることができました。
まさか、
ランドセルのベルトを切るようなお子さんはあまりいないでしょうが、
「どうしてこの子はこんなことをしたの?」
「なんでやる前に考えないのだろう」
と大人が思うことを、子どもがする時があります。
子どもって、やってみようと思うと、
後先考えずに、やっちゃうんです!
だって、どうなるか気になるから!
その時、気になったから、
やってみて、発見したいんです!
それだけ!
だから、お父さん、お母さん。
どうか、息子さん(娘さん)が、
ランドセルのベルトをハサミで切っても、
どうか、どうか、
あんまり叱らないでやってください(笑)
よろしくお願いします…。
という幼い頃のエピソードを思い出すのが、この画像です。
ドラクエの世界には、
時々、看板が立っています。
主人公たちに、
たいてい行き先を知らせる役目を果たします。
前から見たら書いている文字が見えますが、
裏から見たらどうなるのか??
画像のように表示されます。
ドラクエを作った人は、
お見通しです。
裏から見ようとする人が絶対いる!
その人たちのために、
わざわざ、メッセージを用意してくれています。
別に用意しなくてもいいのに。
プレイヤーの予想されるアクションに、
リアクションを用意してくれる。
こんな、子どもの思いつきみたいな、
「裏から読んだら、なんか違うこと書いてるんかな??まさかね〜」
なんていう、くだらないこともフォローしてくれます。
プレイヤーを置き去りにはしません。
なんと懐の深いやさしさなんでしょう。
僕がドラクエが好きな理由は、ここです。
いろいろな人がいて、
いろいろな行動をとる。
それがたとえ突拍子もないことでも、
ひとまず、受け入れる。
そして、リアクションを忘れない。
これは、子育ての真髄にも通ずることではないかと、密やかに、とても密やかに思ったりもする、秋の夜長です🎑
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
個人的には、コレも好きです。
「へんじがない」シリーズ。
結構な種類があります。
見つけたら、またご報告します(笑)