子どもが考える力をつけられるように
以前、流行した
鬼から電話がかかってくる携帯電話のアプリ。
みなさんはご存知でしょうか??
実際には、
鬼から電話がかかってきたように見せかけて、子どもを脅すアプリでした。
僕は、ただただ嫌悪感しかありませんでした。
実際に僕の目の前で、
子どもに対して使っている保護者がいて、
どうしても見過ごせず、
話をしたこともありました。
同じ親として思ったのは、
せめて親が、汚れ役を買って出てでも、子どものためを思って、叱り飛ばすならともかく…。
鬼に子育てをさせるなんて、
ただただ子どもに失礼だと思いました。
誰の子ども?
まさか鬼の子どもじゃあるまいし。
鬼がくるから👺
「早く支度をしなさい」?
鬼がくるから👺
「早くご飯を食べなさい」?
鬼がくるから👺
「早く寝なさい」?
そうではないですよね。
なんだか悲しくなってきます。
言い方は良くないですがあえて言うと、
取引きや脅しをすれば子育ては簡単です。
「おもちゃ買ってあげるから…」
「ゲームやってていいから…」
などと、
初めは動機づけとして報酬をチラつかせているのだ、と自分に言い聞かせているうちに、
「おこづかいくれたら」
「ゲーム買ってくれたら」
と、子どもから言い出し、
だんだん要求がエスカレートしていきます。
「1万円くれないと…」
「ゲームできないなら…」
と子どもの方から、
報酬を条件にして取引をするようになるかもしれません。
これが期待していた未来予想図でしょうか。
考える力の大切さ
警察につかまるから、
「人を殺してはいけない」?
店の人に怒られるから、
「走り回ってはいけない」?
これは思考停止です。
なぜいけないのか、
考えることをやめています。
子どもはこれから先の人生、
親元を離れたら、
さまざまな【選択】をしていかねばなりません。
人生は、【選択】の連続です。
今までの経験や学んできたことを総動員して、歩むべき道を【選択】していかねばなりません。
そのための練習を、
幼いうちからしていくべきだと考えます。
つまり、
どうしてこの行動が望ましいのか、
きちんと理由をつけて知らせて、
それを子どもがモデルケースとして理解し、
望ましいモデルケースを積み上げて、判断材料をたくさん得られる援助をする必要があります。
でも、これは本当に手間のかかるやり方です。また、根気の要る作業です。
ここは、お子さんへの愛情の深さが問われます。(笑)
こういう人間になってほしい、
こういうことをしない大人になってほしい…など。
親としての期待をかけて、関わってあげてほしいと思います。
大人の関わり方・姿勢・態度
僕が気をつけていることは…。
- 【選択】させる機会を意図的に作る
日常の中で簡単なこと、食べたいメニューを選ぶ、好きなアイスを選ぶ、行きたい道を考えるなどなど、自分で考えた結果が、自分に反映されるものがいいでしょう。
- 判断は最大限尊重する
自分で下した判断は、よほどの悪い結果が予想されるものでなければ、尊重してやるべきだと思います。
成功なら成功体験が得られ、失敗してもつぎにどうしたらいいのか考える機会にもなります。
- 機会をとらえ「○○だったらどうする?」とシミュレーションする
例えばテレビを見ながら、テレビの中の光景が実際に起きたことをイメージしてみるとか、災害が起きたときにどうすればいいのか家族で考えるなどもいいでしょう。
考える力、なかなかちょっとやそっとでは身につくものではありません。
でも、やがて自立して自分で人生を切り拓いていかなければならない子どもたちに、大人がしてやれることは多くはありません。
僕は、「生きる力」を自ら勝ち取る力をつけてやりたいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございまいした。
ネット社会がますます進み、ネットリテラシーも大事になります。大人もアップデートしなきゃ、ですよね〜⤴️