私たちの生活に身近な食材、「たまご」
1日に1個は食べましょう!などともおすすめされている、高たんぱくな食材、たまご。
見た目のフォルムのかわいさから、きっとこのお話ができたのではないかと思っています。
この絵本に出てくるたまごたちは、なぜか関西弁。
「たまごは みんな おぎょうぎ ええねん」
「あのひとにやったら こうてほしいなぁ」
「うわぁ、からだが とたんに ふわひらや」
「いっつもせいれつ いっつもせいざ」
「とがったおしりは いつもした」
とたまごの正しい置き方も、自然と学べます。
ちなみに、なぜ「とがったおしり」を下にするかといいますと、
産卵後、ゆるやかなカーブのほうに空気の入った「気室」というものができ、それを上にしたほうが新鮮さが長持ちするからのようです!
あらすじ
スーパーで、
「おきゃくに いちばん めだつとこ」に並べられたたまごたち。
各家庭に買われて、旅立ちます。
それぞれで、
ホットケーキになったり、
マヨネーズになったり、
他にも、天ぷらの衣、茶わん蒸し、錦糸卵などなど…。
たまごは、メインの食材にも、サブの食材にも、つなぎの食材にもなれる、毎日ごはんをつくっている人の強い味方(笑)
絵本では、あれこれ変身できるところを、分かりやすく丁寧に描いてくれています。
最後の最後で決めゼリフ!
『あれも これも たまごや』
『たまごって えらいやっちゃなぁ!!』ですって(笑)
個人的には、ホットケーキづくりのページで、
フライパンの上で膨らんでいる生地が、は〇れメタルみたいで、好きです(笑)
ひとつだけご注意を
保育でも、ご家庭でも、【たまごアレルギー】のあるお子さんへの配慮だけは忘れずにしてほしいと思います。
わが子もたまごアレルギーでしたが、アレルギーの配慮がいらなくなってから、読み聞かせするようにしました。
読み聞かせのポイント
この絵本は、全体を通して関西弁で絵が描かれています。
それぞれのたまごたちのセリフを、流暢な関西弁で読めば読むほど、盛り上がると思います。
読み聞かせの際は、事前に何度か読み込んでから臨むと、子どもたちもより絵本に夢中になってくれることでしょう!
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