子どもと関わるときに大切にしたいこと
呼びかけ
きちんと話をするときは、名前を呼び、顔を見て話しましょう。
振り向かなかったり返事がなかったりする時もありますが、そんなリアクションも、嫌な気持ち、緊張感など子どもの気持ちを反映しているものと理解してみてください。
誘いかけ
何かに誘いかける時は、必ず本人の意思確認をします。
嫌がったり無視したりするのは、本人の精一杯の意思表示です。
どうしてそのような態度をとるのか、理解に努めてみてください。
お願い
本人が嫌がる時に、どうしてもしてほしいことがあるときは、お願いをします。
嫌がる気持ちは受け止めながらも、どうしてしてほしいのか、理由をきちんと伝えます。
無理強いはせず、考える時間的な余裕ももてるようにします。
興味の対象
子どもは大人よりどうしても目線が低くなります。
大人が気付けないことを子どもの目線ではとらえられることがあるので、なるべく子どもに目線を合わせます。
どこを見て何を感じてどんな表情をしているか、興味の対象や度合いなど、小まめに観察するようにすると、理解しやすいかもしれません。
行動の理由
大人が理解できないような子どもの行動にも、必ず子どもなりの理由があります。
大人の尺度で理解すると、何もそんな理由で!と驚くこともあるかと思います。
子どもの姿を予想し、考えていることを察し、配慮することで、子どもは受け入れられている、理解されていると安心します。
頭ごなしに注意するのではなく、一度子どもの気持ちを想像し、寄り添ってみると、今までみえなかった景色が見えてくるかもしれません。
あやまる
大人が間違えたり、うっかり勘違いして誤解していた時は、きちんと謝ります。
大人も謝る姿を見せることは、間違えた時には謝るという手本を示す絶好のチャンスと捉えてください。
これを繰り返すことで、子どもも大人も平等な人間関係を築いていけます。
子どもは、私たち大人の話をよく聞き、行動をよく見ているものです。
私たち大人は、子どもには言っても分からないと思い込み、本人抜きで一方的に物事を決めたり、気づかず傷つける行動をしてしまうことがあります。
子どもは親の従属物ではありません。
1人の自立した人間として扱われる経験を積み重ねていくことで、子どもも同じ価値観を共有していくようになります。
人も自分も大切にできる人間になってほしいですよね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。