U先生の【保育あれこれ宝箱】

公立・民間合わせて保育20年、これまでの経験や知識を、できるだけ多くの人に届けたい!

2022-01-01から1年間の記事一覧

【保育・いのちをまもる】子ども車に置き去りにしない方法 繰り返さない

前回から引き続いて、この話題です。 幼稚園バスに置き去りにされてしまった3歳児。 いろいろな感情が脳裏によぎってしまい、 思い出すたびになみだがあふれそうになります。 結局、私たち保育士をはじめ、大人がなんとか協力し合って、 再発防止に立ち向か…

【保育・いのちをまもる】子どもを車に置き去りにしない方法 もう二度と置き去りにしない

車に子どもを置き去りにしない方法 あれからずっと考えていました。 車に子どもが置き去りにされない方法を。 もう二度と起こさないように、私たち大人がしなければならないことを。 気を付ける、ダブルチェック、などでは 子どもの命を守れないことがはっき…

【時事ニュース】幼稚園バスに置き去り 他人事ではなく悲痛 

幼稚園バスに、3歳のお子さんが置き去りにされて、亡くなりました。 同じ子をもつ親として、胸が詰まりそうな、この渦巻く感情を、どう表現すればいいのかわかりません。 このお子さんの水筒は、空になっていたそうです。 当時、気温が高く、影のない炎天下…

【子育て・声かけ】子どもの「いたい~」にどう声をかける?子どもの気持ちに寄り添う気持ち

もしも、こんな場面に出くわしたなら… あなたはどうしますか?? 子どもが公園で遊んでいて、つまずいて転びました。 気の毒に、ヒザをすりむいてケガをしています。 「いたい~」と泣いています。 あなたなら、まずどのような声かけをしますか? 「いたくな…

【子育て・対人関係】やさしさとは?「愛」の対義語は「嫌い」ではなく「無関心」なことについて。

唐突ですが…。 好きな異性のタイプは?と聞かれて、 「やさしい人」と答える人が多いようです。 それはそうでしょうね。 好感をもつきっかけが、 親切にされた、 やさしい言葉をかけてもらった、 さりげなく手伝ってくれた、などが思い当たるのではないでし…

【保育・子育て】子どもの思い出に残る経験・体験。どこへ行く?何をさせる?

ご自分の子どもの頃の記憶をたどってみてください。 親や親戚、あるいは先生と一緒に味わった、どんな体験が印象深いですか? 子どもころ行ったキャンプで、ヒルに脚の血を吸われたこと。 何気ない、家の前で親とボール遊びをして嬉しかったこと。 保育園で…

【保育・集団・リーダー】人の前に立って集団を引っぱる時の心得

保育士は、人の前に立って話をしたり、集団を動かしていくスキルが求められます。 日々のクラス保育でのリーダー役 子どもたちが参加する行事の進行役 運動会などのリーダー役 職員の会議での司会担当 園内研修などのファシリテーター役 これが得意だと、現…

【保育・悩み】辞めたい、悩んでいる、保育士さん。話をきいてもらいましょう。

保育士のみなさん、こんにちは いつもお仕事おつかれさまです。 きっと、暑い日も、雨の日も、体調が優れない日も、やる気が出ない日も、今日どんな保育するか決めてない日も、いつもいつも。 子どもの前に出ると、【先生】としての血が騒ぎ、責任感と子ども…

【保育・子育て・障がい】何のための診断?判定?発達検査と親の思い

発達検査と親の思い 保育の現場で、クラス担任をしていると、発達障がいが疑われるお子さんを受け持つときがあります。 そもそも。 担任は時間をかけじっくり丁寧に保護者との関係づくりから始めて、 発達検査を受けてみるように話をもっていこうと、心血を…

【おすすめ絵本】『あれこれたまご』 かがくのともの傑作

私たちの生活に身近な食材、「たまご」 1日に1個は食べましょう!などともおすすめされている、高たんぱくな食材、たまご。 見た目のフォルムのかわいさから、きっとこのお話ができたのではないかと思っています。 この絵本に出てくるたまごたちは、なぜか関…

【子育て・保育】「自分がされて嫌なことは、人にもしない」はホント?加害者にも被害者にもさせない

【自分】と【他者】について 子育てや保育をしていると、よくこの話を聞きます。 「自分がされて嫌なことは、人にもしない」 自我が芽生えたばかりの子どもたちは、自分と他者との区別がつくようになり、意思がはっきりとしてきます。 これまでは、親の言う…

【おすすめの絵本】『あむ』 愛すべき黒犬 

『あむ』 愛すべき黒犬 僕がこの本のどこにこんなに惹きつけられるのか、 幾度となく考えたことがあります。 「おれの なまえを、しりたいか?」 「おれは、あむ」 「くろいぬ、あむ」 「あ と む で、あむだ」 と人を食ったような自己紹介で始まる冒頭部分…

【保育・子育て・言葉がけ】見直したい言葉づかいと表現

見直したい言葉づかいと表現 僕自身、子育てのプロとして、どうしてもゆずれないことがあります。 子どもに対する言葉がけについてです。 私たち保育士は、子どもの記録を書いたり、保護者向けに1日のできごとを書いて知らせたり、毎月のおたよりの準備をし…

【子育て・自立】子どもの自立、大人の関わり方

【自立】とは… 「自立」とは、子育ての場合には「自分の意志で物事に取り組み、必要な時には人を頼りながらも自己決定し、自己実現していける力をもっていること」と説明できると思います。 子育てに関わる人にとって、当面の目標やゴールは「自立」といって…

【保育・子育て・言葉】子どもの心にひびく言葉がけ

保育や子育てのなかで、言葉でのコミュニケーションについての悩みは尽きないのではないでしょうか。 「この子は言葉が遅いのではないか」と、悩む方も多いかと思います。 言葉が育つためには、いくつかポイントがあります。 言葉はツール 言葉はツールです…

【保育・子育て】子どもの行動が理解できない時、気をつける事

子どもには、子どもの言い分 子どもと日々関わっていると、クルクル表情や感情が行き交い、大人はたじたじ…(笑) それを尻目に泣いたり笑ったりする…子どもたちに、振り回されたり癒されたり、子育てって体力勝負です(笑) 泣く、笑う、怒る、かと思えばまた笑…

【子育て・保育・人間関係】子どもと関わるときに大切にしたいこと

子どもと関わるときに大切にしたいこと 呼びかけ きちんと話をするときは、名前を呼び、顔を見て話しましょう。 振り向かなかったり返事がなかったりする時もありますが、そんなリアクションも、嫌な気持ち、緊張感など子どもの気持ちを反映しているものと理…

【子育て・なんで?】子どもの「なんで?」にこたえる

2〜3歳期になると、「なんで?」の時期が始まります。 目の前の現象を捉え、認識し、理解しようと働きかける…。 その過程で感じたことや思ったことを、言葉にできるようになった…。 まだまだ小さいのに、いろいろな過程を経て行動できるようになってきたこと…

【コミュニケーション】保護者との関係づくり 第一印象から 3ステップ

保育の現場にいると、いろいろな人とコミュニケーションをとる必要があります。 子どもはもちろんのこと、保護者の方、同じクラスの担任、他のクラスの担任、上司の保育士、看護師、学校の先生、外部講師の先生、などなど。 保育の現場は、子どもの最善の利…

【子育て・叱り方】子どもを注意するとき、大人が注意すべきこと うまい叱り方

保育だけではなく、子育てしていると、子どもに注意しなければならない場面がでてきます。 僕が実践していた、子どもの注意する上で自分が注意していたことを述べてみようと思います。 【怒る】と【叱る】 よく言われますが「怒る」と「叱る」はぜーんぜん違…

【男性保育士あるある】保育現場で率先してやると喜ばれる事

これまでいつくか保育の現場を渡り歩いてきました。 自分の経験を踏まえて、誤解を恐れず言うと保育現場は女性が多い職場です。 女性の中に男性が少数派、という職種は世の中では少ない方ではないでしょうか。 こうなると、僕の長所を生かさない手はありませ…

【子育て】お子さんに『願い』をもってほしい『期待』をかけてほしい

保育士をしていると、いろいろなお子さん、保護者の方に出会えます。 自分の中の価値観は、ひどく限定的なものだと、この仕事をしていると痛感させられます。 簡単にいうと、「世の中にはいろんな人がいるなぁ」ということです。 親としての・・・ 自分にも…

【保育・男性保育士】男性保育士20年の経験から うまく立ち振る舞うための心がまえ

保育士を続けて20年・・・。 保育の現場ではいろいろなことを経験しました。 男性保育士が増えてきたとはいえ、まだまだ女性が多くの割合を占める職場であることには違いありません。 保育の現場において、女性と男性の割合はどの程度が理想的でしょうか。 …

【絵本】おすすめ絵本① どうぶつサーカスはじまるよ

保育の現場で大活躍間違いなしの、おすすめ絵本です。 西村敏雄 「どうぶつサーカスはじまるよ」 福音館書店 パンパカパーン!ではじまるとっても楽しい絵本です。 司会のアザラシさんが物語を進めていってくれますが、読んでいる保育者がそのアザラシさんに…

【保育・水遊び・プール遊び】保育に水遊び・プール遊びを取り入れるねらい

どうして夏は水遊びをするのでしょうか? 今頃、保育の現場では、水遊び・プール遊びを楽しんでいるところが多いでしょう。 いろいろな楽しい水遊びのネタがあると思います。 でも、ここではその話題ではなく、どうして夏は水遊びをするのか?を少し考えてみ…

【はじめまして】保育士ではなくなった日々。

保育に携わり20年…。 まさか、こんな日が来るなんて想像もしていませんでした。 自分が保育士ではなくなる日が来るなんて。 正確には、一身上の都合で保育現場から離れてしまったということです。しかし、個人的には保育に一生添い遂げて終わるのだろうと漠…