保育士は、人の前に立って話をしたり、集団を動かしていくスキルが求められます。
日々のクラス保育でのリーダー役
子どもたちが参加する行事の進行役
運動会などのリーダー役
職員の会議での司会担当
園内研修などのファシリテーター役
これが得意だと、現場ではかなり重宝されます。
苦手でも、やらなければならない場面がきっとあります。
なので、保育士である限り、身につけておいて損はしないと思います。
引っぱる心得 その①
『堂々とする』
人の前に出ると、まず緊張します。
それは仕方のないことです。
場数を踏めば緊張しなくなる人と、
場数を踏んでも緊張する人と、
場数を踏まなくても緊張しない人、
いろいろです。
リーダー役の人がオドオドして不安げだと、ついていく人たちの方も同じく不安になります。
ここは、観念して、腹を据えて、開き直って、堂々としましょう。
堂々とするには、後ろ盾がなくて虚勢を張るなってしまい、すぐにボロが出ます。
事前の準備と根回し、コレに尽きると思います。
前もって、いろいろな状況を想定してシミュレーションする。
もしミスした時、自分一人ではカバーしきれないこともあるでしょう、その時のために味方を作っておき、協力してもらいましょう。
そのためにはコミュニケーション力を磨いておく必要があります。
コミュニケーション力をどう磨くか。
これは、またの機会に(笑)
引っぱる心得 その②
『決断力を磨く』
リーダーの大きな役割に一つに、集団の舵取りをする、つまり直面した課題をクリアしていくために、いろいろな決断をしていく必要があります。
時間配分などの細かい決断から、集団の安全を守るような大きな決断をしなければならない時もあるでしょう。
決断する力は、複雑系の能力です。
この力をつけていくのはとても難しい。
その場の雰囲気や空気感を察知する
構成員の様子をつぶさに観察し変化を感じとる
環境の変化に対応し、これからの予測を立てる
本や新聞を読み、人と関わりその心の変化にふれ、さまざまな環境下で活動し経験を積み…。
一朝一夕では叶いませんが、年齢を重ね、さまざまな経験を重ね、人間力を上げていくことが、何よりの近道かと思います。
ですが、その中で一つ大切なことがあると、常々思っています。
それは、『決断の早さ』が重要ではないかということです。
集団は生き物です。
環境も刻一刻変わっていきます。
決断が遅れると、集団全体に多大な影響があるかもしれません。
なるべく、集団の方向性は早く決断し、行動していかなればなりません。
その決断が正しいに越したことはありません。
ただ最善の決断でなくても、遅すぎるよりはマシではないかと思っています。
間違えたと思ったら、軌道修正を早く決断すれば、望ましいゴールに近づいていけると思うからです。
一般化したので、なんだか話が大きくなってしまいましたが、
生きていくことは、何らかの舵取りをしていくことです。
①堂々とする
②決断力を磨く
この2点は、人の前に立つ際にうまく立ち回るために意識しておくといいと思います。
最後に一つだけ。
人には向き不向きがあります。
人前は苦手だという人ももちろんいるでしょう。
そういう時は、人前に立つのが好きな人に任せてもいいでしょう(笑)
適材適所、リーダーにも優秀なサポート役が必要ですから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
めざせ!頼れるリーダー!!